あなたは「自己主張の強さ」で人間関係がギクシャクした経験はありますか?
「ちょっと強く言いすぎたかなあ」
「あの場面では、自分が折れるべきだったのかな・・」
逆に、
自分が納得がいっていないのに謝罪して、そんな自分に自己嫌悪を抱いたり。
「自分の主張・信念」って、難しいですよね。
映画「響HIBIKI」の主人公は、自分の主張・信念を貫き通し、絶対に曲げることはしませんでした。
「自己主張が強くてもいいと思える生き方」がこの映画には描かれています。
「響HIBIKI」の作品情報
突如として文学界に現れた、鮎喰響(平手友梨奈)という15歳の少女。彼女から作品を送られた出版社の文芸編集部の編集者・花井ふみ(北川景子)は、彼女の名を知らしめようと奔走する。やがて響の作品や言動が、有名作家を父に持ち自身も小説家を目指す高校生の祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)、栄光にすがる作家、スクープ獲得に固執する記者に、自身を見つめ直すきっかけを与えていくようになる。
引用:シネマトゥデイ
「響HIBIKI」を観るメリット。
この映画を観ることであなたは、
・「自己主張が強いこと」は悪い事ではない。
・「自己主張できる人」の方が成功しやすい
という、気づきを得ることができます。
鑑賞後には、この映画があなたにとって
『自己主張が強い自分が好きと思える映画』
として、大切な映画となることでしょう。
「自己主張が強い自分」は改める必要はない
「自己主張が強い」という言葉は、良い意味に取られないことが多いです。
「傲慢」「人の話を聞かない」「うざい」「頑固」など……
逆に自己主張が弱い人の方が「協調性がある」と
良好な人間関係を築けそうなイメージを持たれています。
「響HIBIKI」の主人公は「自己主張がとても強く」相手の気持ちを全く考えず、
自分の信念に基づき、思うままに言葉を発します。
それはまるで「言葉の暴力」です。
「言葉の暴力」どころか、実際に「殴る」「蹴る」の暴力もふるいます。
※この暴力はあくまで映画的演出として割り切って観てください。
しかし、相手を傷つけているにもかかわらず、
主人公が戦った「考え方の違う人たち」は、なぜか全員「主人公の良き理解者」となっていくのです。
なぜ、主人公は「自己主張が強いまま」周りを虜にしていくのか
この映画では、次々と主人公の前に「考え方の違う人たち」が現れます。
主人公は、それを「強い言葉」+「暴力」で、なぎ倒していくのですが、不思議となぎ倒された相手は、良き理解者として味方となっていきます。
なぜ、主人公は自己主張を振りかざしているのに、それが相手の心に響いていくのでしょうか?
「自己主張が強すぎること」が悪いのではない。
なぜ、「自己主張が強いのに反感を買わないのか」
■「天才」✖️「努力家」✖️「実績」
まだ「何者でもない」うちに、自分の思ったこと、言いたいことを主張しても、相手には響きません。
たとえば、仕事ができないうちに、自己主張ばかりしても損しかないでしょう。
この映画の主人公は「圧倒的に最強」です。
「作家の才能に恵まれた天才」
「1日1冊ペースで本を読むほどの努力家」
応募すれば「新人賞」を受賞、その後「芥川賞」「直木賞」をW受賞し「実績」も手に入れる。
つまり「天才」かつ「努力家」かつ「実績あり」であるがゆえに、
相手も「この人の言うことなら」と聞く耳を持つようになります。
「権威性が高い」ということです。
主人公のレベルは別格としても、「意見を通す」には、自分を高めることが必要で。
たとえば職場であれば、まずは仕事ができるようになって、誰よりも頑張っている姿をみせて、成功実績を作り「あの人の言うことなら」と思われる人になるという感じでしょう。
■言葉に深い「説得力」がある。
筋の通っていない主張を押し通されても、受け取る側は迷惑なだけです。
「なるほど」と思わせる「言葉に説得力のある中身」が必要となります。
主人公は、命を断とうとしている小説家を
「深い説得力のある言葉」で踏み止どまらせました。
小説家:「10年やってもなんの結果も出せなかった。誰も幸せにできなかった。10年やってダメなら、11年やればいい。ずっとそう思ってきた。でも駄作しか生み出せなかった。もう疲れた。」
主人公:「10年やってたら、あなたの小説を面白いと思っている人は少なくてもいるわけでしょ。それは私かもしれないし、売れないとか、駄作とか、だから死ぬとか、人が面白いと思った小説に、作家の分際でなにけちつけてんの。太宰も言ってるでしょ、小説家なら傑作一本書いて死ねって、私は死なないわ、まだ傑作を書いた覚えはない。」
小説家:「それもそうだな」
芯がしっかりしていて、知性にあふれた言葉には、
「深い説得力」があるのです。
■人間関係が築かれている。
同じ言葉にしても、その人との関係性で受け止め方が変わってきます。
『あなたの小説つまらなかったわよ』
こんなことを言われたら、普通は怒りますよね。
でも、お互いを深く理解し合っている関係性であれば
「自分のことを思って言ってくれている」と受け止めることができ、
その言葉に続く『あなたはこんなものじゃない』『次はもっと良いものをを期待している』につながっていきます。
普段から、「自分を知ってもらう」ということが必要ですね。
「自己主張できる人」の方が成功する
一般的に積極的で、しっかり自己主張できる人は、 ビジネスで成功しやすいと言われています。
そのような人々は、自分の考えを他人に伝えるのに抵抗がなく、必要なものがあれば頼み、他人にNOと言わせない雰囲気を持ち合わせています。
逆に、自己主張できない人間は、アメリカや西欧では「情けない人間」と思われるほどです。
自分の芯をしっかり持ち、
相手を説得するスキルに磨きをかけ、
信頼関係の構築に力を注げる人が成功に近い人なのでしょう。
自己主張ができる人になれる
大人になって、社会人になると、言いたいことが言えない状況や、理不尽なことも多くあります。
「あなたは、ひとりで生きているわけじゃないし、社会にはルールがあるの」
「大人の世界はね、自分ひとりで責任を取れることはなんてないの。いろんな人に迷惑がかかるってこと」
劇中、大人にはこのように注意されますが、
主人公は、相手が誰であろうと言いたいことをぶつけます。
なかなかできることではないですが、主人公には。
・自分の発言の責任は、自分でとる覚悟がある。
・ゆるがない考え方の芯がある。
・世間に媚びない。
という明確な指針があるため、発言にも力強さがあるのです。
実際「響HIBIKI」を見始めは、大人目線で観ていましたので、主人公の言動、行動を
危ういものと感じましたが、鑑賞を続けるにつれ、自分の凝り固まった世界観から解放され、
「言いたいこと」は言うべきだ。「考え方」「ものの見方」をもっと磨こう。
と、考え方が改められました。
「響HIBIKI」観賞後には
・「自己主張が強いこと」は悪い事ではない。
・「自己主張できる人」の方が成功する
と言う気づきを得ることができます。
キャスティングが絶妙で豪華。
主人公「響」を演じる平手友梨奈(てち)は、本当に適役でした。
演じているというより、本人そのものという感じですね。
他のキャストも非常に豪華で。
アヤカ・ウィルソン(パコと魔法の絵本)、大好きな柳楽優弥、
「君の膵臓をたべたい」から引き続きの小栗旬、北川景子。
北村有起哉、高嶋政伸、野間口徹、黒田大輔、板垣瑞生、吉田栄作、笠松将と
上手い役者さんが脇をしめています。
完成度の高い「響HIBIKI」はとてもおすすめの映画です。
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『響HIBIKI』が観られる動画配信サービスは、U-NEXT、DMM TV。
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